雑誌『ニュートン』、微積分の特集を読んで |
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還の影響もあるのか、最近、数学や物理がちょっと気になっている。そんななか、地下鉄の中吊り広告で『ニュートン』の最新号の特集を知った。「微分と積分、これならよくわかる」と。サブキャッチに「変化をつかみ、未来を予測する数学」と書かれている。
高校生の頃、微分と積分は大の苦手だった。存在の意味がまったく理解できなかった。だけど、「今のオレには微積分が必要な気がする」と、何の根拠もなくひらめいて、書店で『ニュートン』を買ってしまった。
早速、読んでみると、なるほどと思うところ多数。
まず、なぜ、微積分が生まれたのか? それは、大砲の砲弾を命中させるためだった、と。砲弾は放物線を描いて落下する。無重力状態なら、まっすぐに砲弾は飛んでいくが、地球の重力の影響を受けて徐々に落下していく。いわば、砲弾の進行方向はたえず変化する。その「変化」を計算する新しい数学が“微分”であった、と。
にゃるほど。変化を計算する方法だったのか。
一方、積分とは、「曲線に囲まれた土地の面積を求める方法」だったと。生まれた背景がわかると、何となく数式が身近に感じるのは気のせい?
未来予測のポイントは、運動する物体の「位置・速度・加速度」を計算すること。
で、速度とは「位置の変化率」であり、加速度とは「速度の変化率」か。にゃるほど!
2011年は、数学をやり直してみようかな、と思った。