もはや埼京線に定刻運転は期待できない? |
ロンドンの地下鉄は、運行停止したり遅延したりが常だ。だけど、時間どおりの運行に定評があった日本の鉄道が同じ状況になるとは、思ってもいなかった。JR埼京線は10年ほど利用している、かつてはそんなことはなかった。
踏み切りの突然横断があったり、線路に人が立ち入ったり、理由はさまざまだろう。振り返ると、二つほどターニングポイントがあったと思う。
一つ目のポイントは、りんかい線、湘南新宿ラインの開通。私がJR埼京線を利用し始めた2001年当時、終点は恵比寿だった。こちらが、りんかい線が直通し、同じ線路を湘南新宿ラインが走るようになって、ダイヤが複雑になったのでは。宇都宮線、高崎線がほつれても、埼京線に影響が出るようになった。
二つ目のポイントは、2005年、JR西日本福知山線の脱線事故。この事故以来、通勤圏の鉄道運行が慎重になったのではないだろうか。たぶん、日本の鉄道各社が、定刻通りに運行することよりも、リスク回避を優先するきっかけになった気がする。
OKWAVEに下のようなQ&Aがあった。鉄道運転士の方が回答されている。
【JR】毎日電車が遅延している理由【埼京線】
結論は「JRにモノ申してもどうしようもありません」と。うーむ…。
昨夜は、朝、上りが遅延。帰りの下りも、雪のため遅延。
下は大雪に備えて、通勤客は早めに帰宅したのか、大宮駅をすぎるとガラガラになった埼京線車内。