日本の古紙利用率はなんと63.7% |
息子の一学年古い参考書などもあるが、気を抜くと瞬く間に紙ゴミが増える。昔に比べて、楽天やAmazonでの通販が増えたことも一因のような気がする。日常食料品も生協の通販だし、今やリアルスペースでの買い物よりも通販比率の方が高いかもしれない。EC市場の拡大にともなって、古紙市場も大きくなっているのかな、と思ってググってみた。
古紙市場概況(矢野経済研究所・2013年版 古紙流通経営総鑑)
日本の古紙のリサイクルは平安時代にまで遡り、経典の再利用からはじまったといわれています。現在では古紙利用率は63.7%(2012年実績)にまで達しており、わが国は世界でもっとも高水準の古紙リサイクルシステムを構築していると同時に、国民から行政、企業に至るまで、古紙の資源化は既に生活に根付いた存在になっているといえます。
一方で、これまで、日本の輸出を牽引してきた中国需要の変調や、2008年のリーマンショック以降、印刷用紙をはじめとする紙製品の需要が減少傾向を辿っていることなど、将来的な古紙の需給バランスの変化も予想されます。このような環境のなか、古紙問屋の経営形態も変化を迫られている状況です。大手古紙商社が全国でネットワークを構築するなど、企業間の提携や合併なども、益々活発化することが考えられます。
古紙利用率は63.7%(2012年実績)にまで達しており、わが国は世界でもっとも高水準の古紙リサイクルシステムを構築しているのか。
ちなみに古紙の価格相場はこんな感じ(古紙相場とは回収業者が古紙を集めて古紙問屋に降ろし、販売した際に受け取る対価)。
現在の古紙相場・東京(こづか株式会社)
2008年がピークで新聞紙1キロあたり15円だったものが、現在では8円に。かなりの下落率だな。流通量は増加しても、価格が下落しているのだろうか。経営の苦心がうかがわれる。
なんてこと調べている時間があったら、早く回収業者に持って行こう。
行ってきます。