「まが玉」作りで博物館へ |
「埼玉」の名の由来は「幸魂(さきみたま)」。「魂」は「玉」の意味でもあるので、まが玉は埼玉県にゆかりの深いものとされている。埼玉の県章は、まが玉16個を円形にならべたものだ。
以前は、博物館のロビーにまが玉作りコーナーがあった。今日、訪ねてみると「ものつくり工房」という名の大きな工作室ができていた。入り口で250円のチケットを買うと、袋に入ったまが玉の材料がもらえた。最初に五色ある紐の色を選ぶ。
袋から材料を取り出すと、四角い石が入っていた。赤鉛筆で書かれた目印を目安に、紙やすりを使い、水の中で石を削っていく。
テーブルには、ボランティアの指導員がついているので、随時、「こんなもんでしょうか?」と尋ねながら削っていく。粗い紙やすりから、網目のやすり、細密な紙やすりと、順番に使いながら、石を丸く削っていく。
最後に、新聞紙で石を磨くと、新聞紙の油脂がついて、まが玉がほのかに光を放つ。
250円で一時間ちょっと遊べた。まが玉作りのほかにも、絵巻物づくり(200円)、江戸組紐ストラップづくり(300円)などのメニューあり。また、出かけたいと思った。