伊佐沼近くの薬師神社へ |
境内に鳥居がないので、私は長い間、お寺だと思っていた。建坪10坪、葭葺き(あしぶき)の社殿は、神社らしいいかめしさがない、素朴な風合い。川越市の有形文化財に指定されている。
案内板によると、「社殿は江戸時代の元和9年(1623年)、時の川越城主・酒井備後守忠利」の奉納により建立。元禄5年(1692年)、川越城主・松平伊豆守信輝が補修。昭和34年(1959年)、坂本才一郎によって建立当初の造営に復元された」とある。
ところで、通常「薬師」というと、私は薬師寺、薬師如来と仏教のイメージがある。もともとは薬師如来が起源のはず。どのようにして神社で祀られるようになったのか、ちょっと気になっている。
川越スタイル(エイムック2331)
発行/エイ出版社(2012/2/21)
「川越暮らし」をテーマにしたガイドブック。観光客が多い旧市街のお店だけでなく、郊外のカフェ、ショップ等、15年間暮らしている私も知らない情報が掲載されています。川越を案内するMOOKの中では出色の一冊。