男の掃除機!紙パック式掃除機「日立CV-PBK90」 |
白モノ家電の中でも、冷蔵庫や洗濯機に比べると、掃除機の寿命は短い気がする。毎日、家の中を移動させまくる家電なので、短命なのかもしれない。
さて、新しい掃除機。量販店の店頭では、サイクロン方式のものが目立っているので、ちょっと気になっていた。見た目、吸引力が強そうだし。しかし、いろんなサイトでサイクロン方式と紙パック方式を比較し検討するうちに、サイクロン式のデメリットも見えてきた。
サイクロン方式を最初に知ったのはダイソンの掃除機だった。家電に詳しい後輩に聞くと、そもそもサイクロン式は家の中に靴で過ごす文化の中で生まれたもので、日本の靴を脱ぐ家の中とは「掃除をする居住空間」に微妙な違いがあるらしい。確かに。
それから、これは家電量販店のスタッフに訪ねたところ、サイクロン式のダストカップは店頭で見た目はきれいだが、ガラスや陶器を割った破片を掃除機で吸い込むと、使っているうちに傷が目立つようになると。確かに。
結局、吸引力と衛生面を考えて、紙パック方式を選んだ。ビックカメラのサイトにある「掃除機の選び方」が参考になった。
さて、紙パック方式の掃除機に決めて、次はヘッドを何にするか、パワーブラシとタービンブラシ、どちらを選ぶか迷った。“パワー”という文字が気になったが、うちには畳の和室もじゅうたんを敷いている部屋もない。フローリングが中心。なのでタービンブラシでも十分なようだ。
なので、フローリングをきれいに拭けるもの、それから天井近くのホコリが取れる「柄」の長いものを選択肢とした。また、一軒家で男性である私が使用するので、音の静かさや重さは考慮しなかった。
そして、残ったのが日立の紙パック式掃除機「CV-PBK90」だった。ネット上の情報で徹底比較の上、ビックカメラのスタッフに詳しく解説してもらったので、これがうちのベスト。
ビックカメラのネット通販サイトでは29,800円だが、大宮店では26,800円だった。3,000円の違いは大きい。通販サイトの場合、あらかじめ送料分が載せられているのだろうか。
自宅に帰って、いざ「開封の儀」。
袋から取り出すと、結構パーツが多い。
ブラシの植毛量を増やし、ひねりを強めることで、フローリングの拭き機能を強化したヘッド。フローリングに付着した菌も拭き取り可能。
省エネ「ecoこれっきりボタン」を押すと、床質と操作力を感知してパワーを自動コントロールできると(写真右)。本体の前方に上部な取っ手がついており、縦に持って運ぶのに便利(写真左)。
組み立てた完了して、早速、フローリングを掃除してみた。音は結構デカイ。静音型の価格が高い掃除機も勧められたけど、うちはマンションではないので周囲の音を気にする必要がないので、選択肢に入れなかった。吸引力は想像以上に強く。部屋の端まで行くと、カーテンにガブっと食らいついた!
そして天井や換気扇の掃除に力を発揮しそうな「ワイド曲が~るロング吸口」。こちらは、ビックカメラ・コジマの限定オプション。通常は二段の柄が三段に伸びるので、ちょっとした槍のよう。実はこの槍が一番気に入っている。
ひと通り部屋を掃除してみて感想。
まず、良いところは「吸引力が強い」「フローリング拭きに力を発揮」「天井近くの掃除に便利」。一方、厳しいところは「音が大きい」「本体が重い」「デザイン性はあまりない」。
女性よりも、機能重視の掃除好き男性に向いているマシンかもしれない。
紙パック式掃除機 CV-PBK90-S シルバー
メーカー/日立
販売/ビックカメラ
強烈パワーで、フローリングをふいたようにお掃除する紙パック式。【本体重量】 3.5kg【吸引仕事率】 650W~約100W 【運転音】 66~約60dB(Amazonより)